[事前知識] 第二回 TNTキャノンの基本
- すなを
- 2022年9月4日
- 読了時間: 4分
TNTキャノンとは
TNTキャノンとは、文字通りTNTを飛ばす装置のことです。
基本的にTNTなどの爆風を利用することで飛ばしています。
一般的に知られているキャノンがこちらです。これは水の中のTNTがブロック破壊能力を持たない(=爆風を発生させるだけ)ことを利用して飛ばしています。

TNT キャノン
爆風を起こす「装薬」の種類
このようなTNTキャノンの水の中で「爆風を起こす」部分のTNTのことを「装薬」と言います。装薬にはいくつか種類があり、それぞれに長所や短所があります。
・TNT
・TNTカート
・エンダークリスタル
これらの種類があります。個別に紹介していきましょう。
TNT
おそらく一番有名な方法です。
・長所
TNTのいいところはその簡単さです。ディスペンサーから出すとすぐに起爆し、そのあとに飛ばす方のTNT(弾頭)を出せばいいため、キャノンを作る際の設定が非常に容易です。
・短所
短所は一斉にディスペンサーから出す必要があり、より遠くに飛ばすためには大量のディスペンサーがいるなど面積を多くとるということです。また、キャノンを作った後の飛距離調整が難しい点も挙げられます。
TNTカート

TNT単体の弱点を克服するために開発されたもので、今でも多くの戦車砲にも採用されている現在主流な方法です。
・長所
任意のタイミングで溜めておいたカートを一斉起爆することができるため、飛距離の調整が簡単にできます。また、ディスペンサーが最低1つで済むためTNT単体に比べスペースの削減も可能です。
そして、後述のクリスタルに比べ爆風が弱く細かい調節が可能な点も長所として挙げられます。
・短所
カートの短所は搭載難易度がTNT単体に比べ高いという点です。TNT単体の場合、一斉にディスペンサーに信号を送ればいいところをカートを装填するためにクロックしなければならないため、制作難易度が上がります。
エンダークリスタル

現在でも一部の戦車砲や海や空の建造物に多く使われているものです。統合版のみ使用可能な方法です。
・長所
カートより爆風範囲が広く、制作難易度もカートより低い点が長所として挙げられます。また、付近の爆風を検知して誘爆する性質を持っていて、それを利用した技術もあります。
・短所
クリスタルはコマンドを使用して装填するため、コマンド不使用の場合は使うことができません。また、カートに比べ爆風が強く、細かい調節ができない点が難点です。
このように装薬はそれぞれが短所、長所をもっていて用途に応じて使い分けられています。
飛ばすTNT「弾頭」
飛ばすための装薬、そして飛ばす方のTNTは「弾頭」と呼ばれます。弾頭はTNTが基本ですが、次回解説の「耐水弾」を使用するための砂やコンクリートパウダーを飛ばす場合もあります。
軍事部のキャノン技術はこの弾頭を制御するために発展していきます。
弾頭制御の基本的な用語
弾頭制御の説明をする際、様々な用語が必要になるのでここで説明してしまいます。
弾頭クロック
弾頭を出すディスペンサーがクロックする回数のことを指します。このような形のTNTキャノンだと弾頭クロックは「1」です。

また、一般的に最大20クロックまで射撃することが可能です。これは弾頭クロックが始まり最初に弾頭用ディスペンサーから射出されたTNTが起爆するまでに出せるTNTの個数(=弾頭クロック数)が20であるためです。つまり、20クロックを超えて射撃しようとすると、最初に出されたTNTが砲内部で起爆しまったり、砲内にTNTが残ってしまいます。
信管
弾頭が砲口から出た後、弾頭が起爆するまでの時間です。

↑最大弾頭クロックで撃った場合

↑弾頭クロックを少し遅らせて開始した場合(=信管を伸ばした場合)
このように信管を調整することで砲外へ出たときの最初の起爆位置を変えることができます。これを調節することで着弾位置の弾頭の高さを変えることができます。
弾頭遮断
弾頭クロックを止めることを弾頭遮断と言います。

↑最大弾頭で射撃した場合

↑弾頭遮断使用して弾頭クロックを少なくした場合
次回に説明する耐水弾を使用する際、必要となる技術です。
今回はここまでです。TNTキャノンについて理解度が上がっていただければ幸いです。
次回は「耐水弾」について解説していきます。
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