[事前知識] 第三回 耐水弾について
- すなを
- 2022年9月27日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年10月11日
耐水弾とは
模擬戦では、相手の射撃から自分の戦車を守るために「水流装甲」と呼ばれる装甲を使用します。これはTNTが水の中ではブロック破壊能力を持たないという性質を利用して、戦車を水で覆うことでTNTから守るものです。水流装甲についての詳しい解説は次回に行います。

すなを:水流装甲展開後のRobin
そして、その水流装甲を突破するために使用するのが「耐水弾」です。これは文字通り「水の中でもブロックを破壊することが可能な弾頭」です。耐水弾には砂などのエンティティ化する(下に何もなければ重力によって落ちてしまう)ブロックと、TNTを使用します。

上の写真はよく使用されるエンティティ化するブロックです。この砂やコンクリートパウダーなどを使用して耐水弾を射撃します。
エンティティ化とは
先ほどから「エンティティ化」と何度も言っていますが、これについても解説しておきます。まず、エンティティとは「マイクラ内で動きを持つオブジェクト」全般を指します。例えばクリーパーやゾンビ、牛などのmob、ボートやトロッコ、矢・トライデント、着火したTNT、プレイヤーもエンティティです。

エンティティ例
そして、今回使用するのは砂などの下にブロックがないとき下に押してくるブロックです。これらが下に落ちていてブロック判定がない状態こそが「エンティティ」であり、そうなることを「エンティティ化」と言います。
耐水弾の原理
ではこのエンティティ化を利用して耐水弾として利用する原理を紹介します。
先ほどTNTは水の中ではブロック化破壊能力を持たないと説明しましたが、このエンティティ化したブロックを利用することで「水中ではない部分」を作り出すことで耐水弾として機能させています。エンティティ化した砂は、地面に着くとエンティティ状態からブロック状態へ変化します。ブロック化した砂の中にTNTが入ると、そのTNTは砂の中(ブロックにめり込んでいる状態)にあるため「水の中でない」判定になります。

このように砂にTNTを埋め込むことで耐水弾として機能します。
耐水弾が機能しない場合
耐水弾の仕組みが分かったところで、「耐水弾が機能しない」という場合に考えられる理由をあげていきます。
1.TNTが水に触れている
統合版では耐水弾を作る際、少しでもTNTが水に触れていると水中判定になるため爆破できません。そのためぴったりと砂と重ねる必要があります。
2.砂がゴーストになっている
これは先の水中判定と根本的な原因は同じなのですが、現在の統合版では「砂が実際には存在しない場所に描画される」という現象が起きます。

旧式装薬:砂のゴースト
このように実際に砂のないはずの場所に描画されることがあり、これにより「砂の中にTNTがちゃんと入っている」ように見えることが「耐水弾が機能しない」と思ってしまう原因になっています。
今回は以上です。「エンティティ化」や「ゴースト」についても理解して頂ければ幸いです。次回は「模擬戦を行うフィールド」について解説していきます。
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